井戸川建築
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家を建てるために大切なこと。それは、暮らしを築くことです。日々の生活、家族の安らぎを守るために、家は建てられるのです。その前提を忘れてはいけません。家族思いのいい家。WB工法は、壁の透湿作用と壁体内の通気効果で室内の化学物質を厚生労働省の基準値以下に下げることができます。したがって、換気が止まっていても化学物質の濃度が高くなる心配はありません。しかし、建築基準法では、0.5回/hの換気を義務化していますので、取付けは必要です。WB工法は換気システムに頼った住宅ではありませんので、高額な換気システムを付ける必要がなく、できるだけ簡易な換気設備で大丈夫です。冬は形状記憶合金により開口部が閉じるため、通気層があっても問題ありません。通常、外張断熱を行った場合でも壁体内に通気層はありますが、断熱性能は十分に確保できます。冬は、断熱材の性能をどこまで上げるかで性能が決まりますので、WB工法でも通常の高気密高断熱工法でも性能は変わりません。WB工法は、壁の透湿効果と壁体内の気流で室内の除湿効果を高めています。したがって、ビニールクロスを使用した建物に比べると室内の湿度を低く保つことができます。これにより、エアコンを使用した際の除湿エネルギーを減らすことができ、エアコン効率を上げることができます。弊社、実験棟調べでは、透湿壁の建物はビニール貼りの建物より、除湿にかかるエネルギーを50.6%減らすことができ、エアコンの総体的なエネルギーも14.3%削減しました。Q. 24時間換気をしなくても大丈夫ですか?A. 大丈夫です。Q. 冬は通気層があることで寒くなったりしませんか?A. 寒くなりません。Q. エアコンの冷気が壁体から逃げてしまい、エアコンの効きが悪くなりませんか?A. 悪くなりません。11Q & A

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